格安航空会社誕生の経緯

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格安航空会社の誕生はフレデリック・レイカーのよる会社設立以降に遡り、チャーター便を運行していたレイカー航空が企業本意な状況を壊そうということで既存の大手航空会社の割引運賃を大幅に下回る運賃での運行を発表し話題となった。この会社はスカイトレインという名で、ロンドンとニューヨークを結ぶ大西洋横断路線などに運用された。当初から従来の3分の1の値段という驚異的な価格で皆の注目を集め、初年度での黒字決算を果たす結果となった。

レイカー航空は主に大学生やバックパッカーといった個人客らの絶大なる支持を受けたことで、イベリア航空やアリタリア航空、サベナ・ベルギー航空などの割高な国際航空運賃を維持してきた既存の大手航空会社を退けて、1981年には大西洋横断路線で高いシェアを獲得した。
アメリカでは1978年に航空規制緩和の影響を受けて1981年に初めて格安航空会社が設立され、既存の大手航空会社の割引運賃よりも遥かに安い運賃でピープル・エキスプレス航空やエア・フロリダといった格安航空会社が注目された。その後、レイカー航空はパンアメリカ航空やトランスワールド航空、ブリティッシュ・エアウェイズ等の既存の大手航空会社とイギリス・アメリカ両国政府による政治的圧力、加えて多大な負債と航空事故などを原因に倒産していった。

そもそも1970年頃までは、大手航空会社は国際航空運送協会(IATA)と航空会社、各国政府の間で決められた事実上のカルテル料金体系の維持によって割高な国際航空運賃でサービスを運用していた。
それが1980年代に入るとヨーロッパを始め、アメリカ、日本等の多くの先進国でキャセイパシフィック航空や大韓航空、シンガポール航空などのIATE非加盟で既存の航空会社の割引運賃よりはるかに安い運賃で航空会社の勢力を増やしていった。多くの会社がカルテル運賃とは関係なく、団体ツアー向けの航空券などの格安航空券を個人に向けて販売したことによって国内線・国際線の両方で世界的規模の価格競争が進んでいった。こうして既存の高額運賃に対する批判の声が高まっていき、既存の大手航空会社においてもカルテル運賃の構図が崩壊していった。

こういった経緯から団体ツアー向けの航空券が旅行代理店などを通じて個人に販売され、航空会社同士の価格競争がさらに進んで、今に至っているのです。今や多くに人が国を飛び回る時代ですから、時代に合った変化といって良いでしょう。

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